東海大医学部
過去問のデータと特徴
特徴:問題のレベルが医学部の中でも比較的平易で高校の定期試験のような問題を出していたのは過去の話(2016年ぐらいまで)で,最近は第1問もレベルが上がり,大問は計算が大変だったり,考え方に悩まされる場合もあります.
1日目,2日目に大きなレベルの違いはありません.赤本に掲載してあるのは1日目だったり2日目だったりします.
範囲:数学ⅠAⅡBⅢC
頻出分野:確率,数列,微積分
試験時間:70分
形式:答えのみ
過去問の解答とコメント
2021年2日目
特筆すべきテーマ:$3$ 直線で囲まれた三角形の内心.点Pの位置探し.3次元の直線.隣接3項間漸化式.
コメント:小問の難易度が高い印象です.最後の大問が典型的で解きやすいので,全体的なバランスは取れていると思います.小問では(4)がロピタルの定理が使えると速く解けてしまうので,物議を醸しそうですね.
2020年1日目
特筆すべきテーマ:15°シリーズの三角比.因数分解.微分係数の定義.領域における最大最小(応用編).
コメント:昨年と比較して難化です.第1問と第2問が典型的ですぐ手が動くと思うので,ここで完答したいです.第3問は冷静にすべてのパターンを考えるのが難しいのでここで失点できるように.
2020年2日目(赤本掲載)
特筆すべきテーマ:小数の基数変換.微分係数の定義で解く極限.整式の割り算の余り.(等差)×(等比)の和,(2次式)×(等比)の和.
コメント:こちらも昨年と比較して難化でしょう.第1問は比較的典型的で解きやすいですが,大問がどちらも思考力を要する問題で完答が難しいです.努力が実りにくく,地頭の良さを問われるような問題です.
2019年1日目
特筆すべきテーマ:逆数型の漸化式.
コメント:大幅易化です.昔の東海らしさを取り戻したような感じです.大問2は図形漸化式,大問3ラストは面積の問題として良問だと思います.
2019年2日目(赤本掲載)
特筆すべきテーマ:特になし.
コメント:この日も大幅易化ですかね.そして出題ミス(と思われるもの)がありました.ここは問題作成後のチェック体制が杜撰なんですかね.
2018年1日目 (赤本掲載)
特筆すべきテーマ:双曲線関数.ジェンガの問題.フィボナッチ数列.$\displaystyle \sum_{k=1}^{\infty}\frac{1}{k^2}=\frac{\pi^2}{6}$ (バーゼル問題).
2018年2日目
特筆すべきテーマ:大問3出題ミス
2017年1日目 (赤本掲載)
2017年2日目
特筆すべきテーマ:1/12公式(3次関数)
2016年1日目
特筆すべきテーマ:多項定理.$\displaystyle \frac{1}{1+x^2}$ の積分
2016年2日目 (赤本掲載)
特筆すべきテーマ:カージオイド.曲線の長さ.$(x+1)^{n+1}$ と $x=1,2,\cdots,n$ で交わる $n$ 次関数.
2014年1日目 (赤本掲載)
特筆すべきテーマ:桁数問題