おいしい数学HOMEへのリンク

横浜国立大(理工,都市科)学部

過去問のデータと特徴

特徴:華やかなみなとみらいのある横浜とは少し離れた,最寄駅から歩くと大変な距離にある魔境のような場所にあります.すぐ近くには遊ぶ場所は皆無ですし,真面目な人が入学している印象です.数学のレベルは経済学部との共通問題は解きやすく,(理工,都市科)学部専用の問題は早慶理工程度のレベルのものもあり,意外と腕力が必要だったりで大変ですが,基本的には解きやすいです.

シンプルな積分計算の問題をほぼ毎年出題していて,積分ガチャに本学の問題を多数掲載しています.

範囲:数学ⅠAⅡBⅢC

頻出分野:ベクトル,微積分

試験時間:150分

形式:記述式

過去問の解答とコメント

2024年

特筆すべきテーマ:積分方程式条件付き確率複素関数による軌跡

コメント:レベルは例年と同程度でしょう.1は積分計算も積分方程式の問題も少し難易度が高いかもしれません.2,3が予備校で扱われそうな典型問題で落とせません.4と5は計算が多少重いです.

2024横浜国立大(理工,都市科)【数学】

2022年

特筆すべきテーマ:部分積分(同形出現)媒介変数表示された曲線の面積複素関数による軌跡方程式の実数解の個数

コメント:横国らしいレベルのセットです.2では,最短経路の問題を数え上げる経験があると解きやすいです.3は複素数の軌跡の問題として標準的,5は極値やグラフの素養を問う問題として標準的です.第4問が経済,経営学部と共通で,少し腕力が要ります.

2022横浜国立大(理工,都市科)【数学】

2019年

特筆すべきテーマ:線分の通過領域

コメント:かなり易化したと思います.第2問が経済学部と共通ですが,全体的に高度な思考を要する問題はなく,確率の最後と線分の通過領域が合否を分ける問題になるでしょうか.

2019横浜国立大(理工,都市科)【数学】

2018年

特筆すべきテーマ:3次元の直線と球面が交わる条件.周期性の漸化式.

2018横浜国立大(理工,都市科)【数学】