筑波大
過去問のデータと特徴
特徴:数学ⅡB3題,数学Ⅲ3題の中から,学類に応じて最高で5題選ぶ形式です.理系は基本的に5題選ぶことになります.
全体的に標準的ですが,数学Ⅲが腕力や思考力のいる問題を毎年見かけるので,学類に応じた作戦を立てるのがいいと思います.
範囲:数学ⅡBⅢ
頻出分野:図形と方程式,複素数平面,微積分
試験時間:120分
形式:記述式
過去問の解答とコメント
2021年
特筆すべきテーマ:平面の方程式.三角形の周および内部にある条件.共通接線.複素関数による軌跡.
コメント:数学ⅡBは典型的.数学Ⅲは全体的に昨年より難化.第4問では腕力が必要で,第5問は図形や極限の複合的な知識が必要な良問だと思います.第6問(3)は(2)の結果が使えると楽ですね.
2020年
特筆すべきテーマ:等差×等比の和.媒介変数表示された曲線の面積.1次分数型の漸化式.
コメント:数学ⅡBも数学Ⅲも典型的.第5問では予測して数学的帰納法で示すのが正攻法だと思いますが,1次分数型の漸化式の漸化式の解法を知っているとこちらでも対処できます.
2017年
特筆すべきテーマ:漸化式と一の位の数字.相反方程式.格子点と極限.単位円周上の複素数による五角形.