東京女子医科大医学部
過去問のデータと特徴
特徴:ここ10年程は,私立医学部の値下げラッシュの流れがありましたが,21年度から6年間で1200万という桁違いの値上げを決め話題になった大学です(6年間総額は4621万).
数学に関しては,私立医学部でも屈指の解きやすさで,ここのレベルに慣れると他が大変です.また,数学Ⅲの出題率が低い(例年多くても大問1問程度)のも特徴です.
範囲:数学ⅠAⅡBⅢ
頻出分野:数と式,確率,数列,微積分
試験時間:60分
形式:答えのみ
過去問の解答とコメント
2020年
特筆すべきテーマ:縦横高さの和と表面積が定められた直方体の体積の最大.2次式×等比の和.数列の最大・最小
コメント:1は数学Ⅲの標準的な(寧ろ平易な)問題で,正答率が低そうなのは2でしょうか.3は手数は多いですが,医学部志望者ならば典型問題と思うべきです.
2019年
特筆すべきテーマ:和を含んだ漸化式.
コメント:数学Ⅲを使用する箇所が2箇所出てきましたが,それでも数学Ⅲ率が低いです.
2018年
特筆すべきテーマ:1/12公式(3次関数)
コメント:2018年は数学Ⅲからの出題がないという異例な年でした(1/12公式のくだりで部分積分をすると便利ですが)
2017年
特筆すべきテーマ:3次方程式の解と係数の関係.3次方程式の係数が描く軌跡
2016年
特筆すべきテーマ:数字の順列(重複組合せ)